COROS PACE 3(カロス ペース3)は、超軽量・ロングバッテリー・高精度GPSを兼ね備えた、最新のランニングウォッチです。
前作のPACE 2から大きく進化し、多くのランナーから高く評価されているモデルです。
私自身も実際に使っていますが、ランニングに必要な機能はひと通り揃っており、操作も快適。
タッチスクリーンとデジタルダイヤルの両方に対応しているので、シーンに応じて使い分けられるのがとても便利です。
さらに、PACE 3では音楽保存機能も追加され、スマートフォンなしでも音楽を楽しめるようになりました。
**特に魅力的なのは、シンプルな操作性と価格以上の高性能。**これからランニングウォッチを選ぶ方に、自信を持っておすすめできる1台です。
唯一気になる点を挙げるなら、Suicaのような電子決済機能が非搭載な点。
夏場など、飲み物を買う際に小銭を持ち歩く必要があるため、今後の機能追加に期待しています。
COROS PACE 3主な特徴
- 圧倒的な軽量設計
- 前作同様、世界最軽量クラス。長時間のランやレースでも装着感が気にならない快適さです。
- バッテリー持続時間が大幅向上
- 標準GPSモードで約38時間、通常使用で最大17日間と、同クラスのGarmin Forerunner 265(約20時間)を大きく上回ります。
- トレイルランやウルトラマラソンなど長時間のアクティビティにも最適。
- 高精度デュアルバンドGPS
- デュアルバンドGPS搭載により、都市部や山間部でも高精度な位置情報を実現。
- トラックランモードではレーンごとの正確な距離計測が可能。
- 多彩なスポーツ&トレーニング機能
- ランニング、トラックラン、トレイルラン、バイク、スイム、トライアスロン、筋トレなど多種目に対応。
- 距離、ペース、心拍数、ケイデンス(1分間の歩数)、ストライド幅(1歩の歩幅)など、詳細なデータを取得可能。
- 直感的な操作性
- タッチスクリーンとデジタルダイヤル、物理ボタンの組み合わせで、走行中でも簡単に操作できる。
- ディスプレイの視認性
- 1.3インチの大画面ディスプレイで、情報が見やすく表示される。
- 防水性能
- 5ATM(50m防水)でスイムにも対応。
- スマート機能
- スマートフォン連携による通知表示や、COROS アプリや、Stravaなど外部サービスとのデータ同期が可能。
COROS PACE 3の性能比較・強み
モデル | GPSバッテリー | 通常使用バッテリー | 重量 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
COROS PACE 3 | 約38時間 | 最大17日間 | シリコンバンド39gナイロンベルト32g | デュアルバンドGPS、長時間稼働 |
Garmin Forerunner 265 | 約20時間 | 約13日間 | 39g | AMOLEDディスプレイ、美麗表示 |
- バッテリー持ちと軽さでCOROS PACE 3が圧倒的に優位。
- GPS精度も非常に高い。トラックでの計測でも誤差がほとんどなく、滑らかな軌跡が記録できる。
注意点
- 地図ナビゲーションや音楽保存機能は上位モデル(APEXシリーズ)に比べて限定的。
- 充電は独自ケーブルを使用。
- 常に衛生システムを2周波全システムにしていると電池の減りが早い。
- 2周波全システムとは
-
複数の衛星システム(GPS、GLONASS、Galileo、Beidou、QZSS)から発信される2種類の周波数(L1とL5)を同時に受信し、位置情報の精度を大幅に高めるモードです。
仕組みとメリット
- 従来のGPSウォッチはL1という1つの周波数のみを受信していましたが、2周波モードではL1とL5の両方を同時に受信します。
- これにより、ビル街や森林、渓谷など電波の反射や遮蔽が多い環境でも、誤差を大きく減らし、より正確な位置測位が可能になります。
- 実際の使用例では、ビル群や山間部でのルートトレースの乱れが大幅に減り、走行距離やペース表示の精度も高まります。
モードの種類
- 標準GPSモード:GPSとQZSS(みちびき)のみ使用(エコモード)
- 全システムオン:5大衛星システム(GPS、GLONASS、Galileo、Beidou、QZSS)を利用(ジョグなどの普段使いモード)
- 2周波全システム(デュアルバンド/デュアル周波数):上記5システムのL1+L5信号を同時受信し、最高精度を実現(正確な記録や情報が知りたい時モード)
注意点
- 2周波全システムモードはバッテリー消費が大きくなりますが、PACE 3では約15時間連続使用が可能です
こんな人におすすめ
- 初心者~上級者まで全ランナー
- 長時間のランニングやトレイル、ウルトラマラソンを楽しむ人
- 軽さとバッテリー持ちを重視するランナー
- 高精度なGPS計測を求める人
COROS PACE 2とCOROS PACE 3の比較
COROS PACE 3は、軽量・高精度・長時間バッテリーを実現した最新ランニングウォッチです。
トレイルやウルトラマラソンなど、長時間・高精度が求められるシーンで特に真価を発揮し、コストパフォーマンスにも優れています。
日々のランニングから本格的なレースまで幅広く活用できる、非常にバランスの良いモデルです
COROS PACE 2(COROS PACE 2)の重さは、
- 本体のみで23g
- シリコンバンド装着時で合計35g
- ナイロンバンド装着時で合計29g
です。
COROS PACE 3(COROS PACE 3)の重さは、
- 本体のみで約25g
- バンドを含めると39g
となっています。(ナイロンバンド32g)
どちらもランニングウォッチの中では非常に軽量です。

➡ どちらも非常に軽量。PACE 3では機能面が大幅に強化されています。
まとめ
COROS PACE 3は、超軽量・高精度・ロングバッテリーの三拍子が揃った、非常にバランスの取れたランニングウォッチです。
前作PACE 2から大幅に進化し、デュアルバンドGPSや音楽保存機能など、実用性も大きくアップしています。
シンプルで直感的な操作性、高いコストパフォーマンス、そして正確な距離・ペース管理が可能な点から、日常のジョギングからフルマラソン、ウルトラマラソンまで幅広く対応できる一台です。
唯一、Suicaのような電子決済機能が非搭載な点には注意が必要ですが、それを補って余りある魅力が詰まっています。
「軽くて、長く使えるランニングウォッチ」を探しているなら、COROS PACE 3は非常におすすめのモデルです。
コメント