タバコをやめたい。でもやめられない——そんなあなたへ
タバコをやめたい。でも、やめられない——。
私もかつて1日3箱吸うヘビースモーカーでした。
それが、ある日ふと挑戦して一度で禁煙に成功。
気づけば20年以上、1本も吸っていません。
そして最近、新しく始めたのがランニング。
「そういえば、あのときの禁煙経験、同じように悩んでいる人の役に立つかも」
そう思い、このブログに書くことにしました。
当時のリアルな葛藤や、乗り越えた方法。
そして、タバコをやめてから走るようになって感じた変化——。
両方お伝えしていきます。
禁煙に成功したのは「世間でよく言われる方法を、あえてやらなかった」
結論から言うと、私が禁煙に成功したのは「世間でよく言われる方法を、あえてやらなかった」からです。
よく推奨されるのは、
- 残りのタバコを捨てる
- アメやガムで口寂しさを紛らわせる
- 喫煙者から距離を取る
- 禁煙宣言をする
といった方法ですが、私は一切やりませんでした。
代わりに行ったのは、たった2つ。
- 喉の調子が悪い時に始める
タバコが美味しく感じないタイミングをチャンスとし、「このままやめるか」という軽い気持ちでスタートしました。 - タバコを手元に置いたままやめる
”ここ重要”▶️ 禁煙中も吸っていた時と同じ場所に置き、無意識にくわえても火をつけずに箱へ戻す。
この繰り返しで「吸うクセ」をなくすことを優先しました。
私や、同じ方法で成功した知人たちも、この「やらない選択」がカギになりました。
禁煙して本当に良かったこと
禁煙して最初に気づいたのは、息切れしなくなったことです。
喫煙中は少し走っただけで気道の奥のほうがゼェーゼェーなる感じで苦しかったけど、禁煙したことで階段を上がっても呼吸が乱れず、体が軽い。ランニングを始めてからは、その効果をさらに実感しました。
匂いのストレスから解放されたのも大きな変化です。
服や部屋、車内のタバコ臭が消え、人と近くで話すときにも気を遣わなくて済むようになりました。
食事の味も変わりました。
以前は感じられなかった微妙な香りや甘みまで、はっきり分かるようになり、「食べる楽しみ」が何倍にも広がりました。
さらに、時間とお金が増えるというおまけ付き。
タバコを吸うために外へ出る必要がなくなり、1日に数十分は自由時間が生まれます。経済的にも、20年間で考えれば相当な額が手元に残りました。
「やめて良かったこと」を数えだすとキリがありませんが、一番のご褒美は**「タバコに縛られていない自分」**でいられることです。
なぜ一般的な禁煙法がうまくいかないのか

禁煙に失敗する最大の理由は、「吸いたい気持ち」を力で抑え込もうとすることです。
タバコを捨てたり、ガムに置き換えたり、喫煙環境を避けたりする方法は、一時的には効果がありますが、「吸う習慣そのもの」を残したままになってしまいます。
たとえば、
- ガムや飴を口に入れる行為 → 喫煙時と同じ「口を動かす習慣」を刺激する
- 喫煙者を避ける → 日常生活で偶然タバコの匂いに触れたとき、強い欲求が戻る
- タバコを捨てる → 「もう手元にない」というストレスで余計に吸いたくなる
私の場合、この「習慣が残る状態」でやめようとしても長く続かないと感じました。
だからこそ、「吸うクセ」そのものを消す方法を意識しました。
喉の違和感から始まった私の禁煙成功法
ステップ1:喉の調子が悪い時に始める

- 理由:タバコが美味しく感じないときは、吸う満足感が低下しており、禁煙へのハードルが下がります。
- やり方:喉がイガイガする・咳が増えるなどのタイミングに気づいたら、「今日からやめる」と軽い気持ちでスタートします。
ステップ2:タバコを手元に置いたままやめる

- 理由:依存の大半は「吸う行為そのもの」が習慣化していること。手元に置くことで、日常の中で吸うクセを断ち切る練習ができます。
- やり方:吸っていた時と同じ位置にタバコを置き、無意識にくわえても火をつけず箱に戻す。
ステップ3:アメやガムで代用しない

- 理由:喫煙習慣と同じ「口を動かす行為」をすると、逆に喫煙欲求を刺激します。
- やり方:口寂しさを感じても、あえて何も入れずやり過ごす。深呼吸や水を飲むなど、喫煙と結びつかない行動に置き換える。
この方法は私だけでなく、同じやり方で禁煙に成功した知人にも共通しています。
特別な道具も薬も不要。
「やめよう」と思ったときから、誰でも始められます。
私が禁煙するのに実際に試した結果

20年前、私は1日3箱吸うヘビースモーカーでした。
当時は職場も飲食店も喫煙OK。パチンコや飲みの席でも、タバコは生活の一部でした。
禁煙のきっかけは、喉がイガイガして「吸っても美味しくない」と感じたとき。
大げさな決意ではなく、「このままやめるか」という軽い気持ちで始めました。
一般的に推奨される「タバコを捨てる」「アメやガムで代用する」「喫煙者を避ける」といった方法は一切せず、むしろタバコは手元に置いたまま。
くわえても火をつけず箱に戻す行為を繰り返し、吸う“クセ”を徐々に断ちました。
そして、代わりにアメやガムを食べることも禁止。口を動かす行為が逆に喫煙欲求を刺激するからです。
結果、1度の挑戦で禁煙に成功し、それから20年以上1本も吸っていません。
同じ方法で禁煙に成功した知人も複数います。
「あなたにもできる」と背中を押す
正直、若い頃の私は今よりずっとズボラで、面倒なことは避けて通るタイプでした。
そんな私でも、一度の挑戦でやめられたんです。
頑張り抜いたという感覚もなく、「気づけば吸っていない」だけ。
でも、やめた後の生活は見違えるほど変わりました。
息切れせずに走れる、部屋も服も匂わない、肌もきれいになる——。
禁煙は、想像以上にあなたの日常を軽く、明るくします。
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