突然ですが、私はランニングが本当に嫌いでした。
長距離走? 無理。マラソン? テレビで観たこともない。そんな人間が42歳からランニングを始めて、しかも独学でサブ3.5まで達成してしまいました。
きっかけは、ちょっと情けない理由です。
42歳の正月の朝、テーブルに並べた錠剤を見て、なんかため息が出ました。5〜6錠——毎朝これを水で流し込むのが、もう何年も続いていました。コレステロールの薬、中性脂肪の薬、鼻炎の薬……。
35歳ごろから健康診断のたびに「また悪くなってますね」と言われ続けました。LDLコレステロールは正常値140以下のところ、私の数値は300超え。中性脂肪は正常値150未満なのに、400超え。数字を見るたびに「やばいな」とは思うのに、結局は「薬飲んでるから大丈夫か」で何年も済ませてきました(笑)
でも、その正月の朝はなぜか違いました。
「このまま一生、薬と生きていくのか——」
そう思ったら、なんか急に走りたくなったんです。理由はそれだけ。準備も知識も気合いもなく、ただなんとなく、玄関を出ました。
あの朝がなければ、今の私はないと思います。
「なぜランニングだったのか」
じゃあなぜ、よりによってランニングだったのか。
🏃 おじさんがランニングを始めた理由
出典:マイボイスコム調査
実は最初、水泳も候補にありました。でも調べてみたら月謝がかかる。そこで即、却下しました(笑)だってまだ続くかどうかもわからない。お金をかけて辞めたら、嫁がうるさくなるのは目に見えています。それだけは避けたかったんです。
ランニングは違いました。今すぐ、家から、お金ゼロで始められる。シューズはとりあえず家にあった古いやつでいい。そう気づいたら、もう他の選択肢はありませんでした。
それともう一つ、タイミングがよかったんです。
正月で時間があって、ちょうど中2の長男がバスケ部の走り込みをしていました。なんとなく「一緒に走るか」と声をかけたら、「いいよ」とあっさりOKしてくれました。息子と走れるなら、まあいっか——そんな軽いノリでしたね。
あとから思えば、いろんなことが重なったタイミングの良さもあったと思います。正月じゃなければ、息子がいなければ、あの朝走り出していなかったかもしれません。
でも、それでよかったんだと思っています。
完璧な理由なんていらない。続くかどうかもわからなくていい。「今日やらなかったら、もうやらない気がする」——その感覚だけで、始めていいんです。
🏃 40代おじさんが体調管理・ダイエットで
始めるスポーツランキング
(スポーツ庁・笹川スポーツ財団調査より)
出典:スポーツ庁世論調査・笹川スポーツ財団調査
「走り始めた頃のリアルな苦労体験」
正月の勢いで玄関を出たはいいものの、現実はすぐにやってきました。
100メートルで「あれ、これ無理じゃない?」と思い始め、500メートルで完全にダウン。隣で走る息子に声にならない声で、というか声も出なかったので「行け行け!」手のジェスチャーをするのがやっとで——正直、情けなかったです(笑)
翌日も懲りずに走りました。足はだるい、体は重い。それでも走り始めると「あれ、意外といけるんじゃない?」と思い始めたのですが、やっぱり500メートルでダウン。昨日と一緒です。
3日目には全身が教えてくれました。足の裏、ふくらはぎ、太もも、足の付け根、背中——「ここに筋肉があったんだ」という場所から次々と悲鳴が上がりました。しかもおじさんの筋肉痛は律義で、きちんと2日遅れて届きます(笑)
会社の先輩ランナーに「本当に走れるようになりますかねぇ…」と弱音を吐いてみると、
「走れるようになるよ。だまされたと思って続けてみて。」
それだけでした。根拠も保証もない。でも、その一言がなぜかすっと入ってきたんです。
よし、続けてみるか——。4日目、私はランニングシューズを買いに行きました。
何も知らない私が店員さんに相談して選んだのが、adidas の Alphabounce。セールで約7,000円。その柔らかさに感動して、足の痛みが嘘みたいに引いていきました。詳しくは👉[初心者が最初に買うべきランニングシューズの選び方(別記事リンク)]
「続けるために、私がやった2つのこと」
シューズを変えてから、走ることが少しだけ楽になりました。
足の裏や膝への負担が明らかに減って、500mでダウンしていた私が、気がつけば1km、2kmと距離を伸ばせるように。「もしかして、走るって楽しいかも?」——初めてそう思えた瞬間でした。
ただ、楽しくなってきたからこそ、不安にもなりました。
「このまま自己流で走り続けて、変な走り方が体に染みついたらどうしよう」「気づいたときには手遅れ、なんてことにならないかな」——独学の人間が一度はぶつかる壁です。
そこで決めたのが、この2つでした。
① YouTubeで「正しい走り方」を勉強する
本屋に走るのも、コーチに習いに行くのも、正直ハードルが高かったんです。
でもYouTubeなら、寝る前にスマホ一つで観られる。元実業団ランナーや市民ランナーの方々が、無料で本当に丁寧に教えてくれます。
「フォーム」「呼吸」「着地」「腕振り」——基本の基本から学び直しました。
📺 【関連記事準備中】 走り始めた頃に実際に観ていたYouTube動画まとめ(近日公開)
② 走るとき「今日意識すること」を1つだけ決める
これは自分なりの工夫ですが、毎回の練習で「今日はこれだけ意識する」というテーマを1つ決めるようにしました。
たとえば——
- 今日は「着地は足の真下」だけ意識する
- 今日は「肩の力を抜く」だけ意識する
- 今日は「呼吸のリズム」だけ意識する
一度に全部を直そうとすると、頭がパンクして走るのが嫌になります。**1回1テーマ。**これだけで、フォームは少しずつ良くなっていきました。
「あなたにも、始められる」
42歳・運動ゼロ・ランニング大嫌い——そんな私でも、こうして走り続けることができています。
特別な才能も、立派な道具も、立派な理由もいりません。
正月の朝、なんとなく玄関を出た私のように、「今日やらなかったら、もうやらない気がする」——その感覚だけで十分です。
最初の500mで止まってもいい。3日坊主になりかけてもいい。失敗したら、またシューズを履けばいいだけです。
もしあなたが今、「自分には無理かも」と思っているなら、声を大にして言いたい。
42歳・運動ゼロ・薬漬けだった私でも、できました。
だから、あなたにもきっとできます。
まずは、玄関を出るところから。
📝 まとめ:運動ゼロでも、ランニングは今日から始められる
最後に、この記事で伝えたかったことを整理します。
✅ ランニングを始めるのに、特別な理由はいらない
私のきっかけは「薬を飲み続ける人生がイヤになった」という、ちょっと情けないものでした。それで十分です。
✅ お金も、道具も、体力も、最初は要らない
家にある古いスニーカーと、玄関を出る勇気だけで始められます。シューズはあとから買い替えればいい。
✅ 最初の500mでダウンしてもいい
42歳・運動ゼロの私がそうでした。筋肉痛は2日遅れで届きます(笑)でも、それが普通です。
✅ 続けるコツは「頑張らないこと」と「学ぶこと」
YouTubeで正しい走り方を学びながら、1回1テーマで少しずつ慣れていく。これだけで、走ることは「苦行」から「楽しみ」に変わります。
✅ 40代・未経験・独学でも、マラソンは走れる
現に、運動嫌いだった私が3年でサブ3.5まで到達しました。あなたにできない理由は、ひとつもありません。
「走るのが嫌いだった」——そう言える自分が、今はランニングシューズを履くのが楽しみになっています。
人生、何歳からでも変われます。
もしこの記事を読んで、少しでも「やってみようかな」と思っていただけたなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。
そして走り始めたら、ぜひ感想をコメントやSNSで教えてくださいね。同じ40代ランナーとして、心から応援しています。
🏃♂️ 一緒に、走りましょう。


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