42歳のとき、コレステロールと中性脂肪の数値が高くなり、健康のためにランニングを始めることにしました。
健康維持のために始めたランニングですが、実際に続けてみると、予想以上にさまざまなメリットがあることに気づきます。今回は、ランニングを始めて感じた「走ってて良かった!」と思えた
- 体が軽くなった
- 花粉症が軽減した
- ランニングによりコレステロールの数値が下がった
- 食欲が増したのに体重が減った
- 足が細くなった
- 日頃のストレスが発散できる
- 知り合いが増える
上記の6つのポイントを紹介します。健康面の改善だけでなく、日常生活や心の変化にも驚きの効果が!ランニングを始めるきっかけになれば嬉しいです。
走ってて良かったと、改めて思うこと6選
走って体を動かすことで、体が軽くなった
ランニングを始めたばかりの頃は、筋肉痛や足の硬さを感じることがよくありました。しかし、続けるうちに筋肉痛も治り、立ち上がったり歩いたりするのがとても楽に感じるようになりました。それまでは、少しの動作でも面倒に感じていたのですが、気づけばそのような感覚がなくなっていました。
体が軽くなったと感じる理由
- エネルギー消費と代謝 運動をすることでエネルギー消費が増加し、基礎代謝が向上します。特に有酸素運動は、脂肪を燃焼させる効果があり、体重が減少することで体が軽く感じられることがあります。体重が軽くなると走る際に必要なエネルギーが減少します。ランニングによって体重が軽くなることで心肺機能も改善され酸素の供給がスムーズになり持久力が向上し運動が楽に感んじられます。一般的に1キロ痩せることでフルマラソンでは3分、5キロ走では20秒速く走れるようになると言われています。(個人差あり)
- 心理的要因 運動や活動を行うことで、エンドルフィンなどの神経伝達物質が分泌され、気分が良くなり体が軽く感じることもあります。運動後の爽快感は身体的な体の軽さだけでなく精神的な軽さにも寄与します。
1週間ほどランニングを休んだとき、再び体が重く感じるようになり、それが嫌で走りを継続するきっかけになりました。ちなみに、ランニングが苦手な方は、スクワットを毎日30~50回行うだけでも同様の効果が期待できると思います。
花粉症が軽減した
コレステロールと中性脂肪の数値を下げるために始めたランニングですが、続けているうちに花粉症の症状も軽減されました。以前は鼻水がひどく、ティッシュを大量に消費していたのですが、ランニングを始めてから症状が10のうち9ほど改善されました。外に出ることで免疫力が高まったのかもしれません。
花粉症が軽減された理由
- 免疫系の強化 定期的な運動は免疫力を向上させることが知られています。運動によって体内の免疫反応が改善され、アレルギー反応が軽減される可能性があります。これにより花粉に対する過剰な反応が抑えられることが期待されます。
- 自律神経の影響 ランニング中は交感神経が活発になり、ストレスや運動に対する反応を促進します。そのため、ランニング中は花粉症の症状が一時的に軽減されます。逆に、ランニング後は副交感神経が優位になり身体がリラックス状態に入るため花粉症の症状が再び悪化することもあります。運動は、自律神経に対して非常に有益な影響を与え心身の健康を促進します。適度な運動を日常生活に取り入れることで自律神経のバランスを整えストレスを軽減し全体的な健康を向上させることが可能です。特にウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動が推奨されます。
ランニングによりコレステロールの数値が下がった
定期的な運動により体重が減り、結果として中性脂肪やコレステロールの数値も改善。これにより、飲んでいた薬が3、4種類も減って今では薬を全く飲んでません。
具体的なデータ
- 運動の頻度と効果: 週に16km以上の距離を走ることで、HDLコレステロールのレベルが有意に増加することが報告されています。
- 運動の強度: 中程度から高強度の運動は、HDLコレステロールを増加させ、LDLコレステロールを減少させることが示されています。
- 持続的な効果: 定期的なランニングを続けることで、長期的にコレステロール値が改善されることが期待されます。特に、持久力トレーニングは心血管の健康を維持するために効果的です。
ランニングは、LDLコレステロールを減少させ、HDLコレステロールを増加させることで、全体的なコレステロールのバランスを改善する効果があります。これにより、心血管疾患のリスクを低下させることができるため、健康維持のために定期的な運動を取り入れることが推奨されます。
食欲が増し、体重が減少
ランニングを始めてから食事量やお酒の量が増えました。最初の半年間は体重に変化がなかったものの、その後急に8キロほど減少しました。見た目も変わり、顔が小さくなったと周りから言われるようになりました。運動を楽しみながら食事や飲み物を楽しむことは、ストレス解消にもつながり、精神的にも良い影響を与えていると感じます。
運動量が少ない場合、摂取カロリーの方が消費カロリーより多い場合、太ることもあります。
この頃の運動量:ランニングを始めた頃は週に3回ぐらい1キロか2キロぐらいをヒィーヒィー言いながら走ってました。ひと月たったぐらいの頃、3キロか4キロを走れるようになり、4ヶ月ごろには10キロ走れるようになってました。(ランニングをする頻度は週4ぐらい)なかなか初心者の方にはむずかしい距離ですが、継続してたら走れるようになります。(期間や距離は個人差があると思います)
ランニングという有酸素運動で足が細くなった
「走ると足が太くなる」と思う方もいるかもしれませんが、それは短距離走の場合。ジョギングのような長距離の有酸素運動では、逆に余分な脂肪が落ちて引き締まった足になります。私も走り始める前は太ももが太くなりつつありましたが、今では筋肉質で細い足に変わりました。
また、段差や階段でつまずいたり足をくじいたりしても、足首を痛めることがなくなりました。これもランニングで足を頻繁に動かしているおかげだと思います。
補足「短距離走を習慣化すると、トレーニングにより速筋線維が肥大し、筋肉が大きくなるため、足が太くなる傾向があります 。一方、長距離走は遅筋を鍛えることで持久力が向上しますが、筋肉の肥大はあまり起こらず、足が細くなることが多いです」
走ってる時と走り終わった後、嫌なことを忘れられる
ランニング中は、フォームや歩幅、ピッチなどを意識しながら走ることが多いです。1分間に180歩を意識して数えたりしていると、その日にあった嫌なことをすっかり忘れてしまいます。ランニングは1時間程度ですが、集中していると他のことを考えずに済みます。終わった後は気分がスッキリし、リフレッシュした状態でお風呂に入れるのも気に入っています。これもストレス解消につながると思います。
ランニングは嫌なことを忘れる手段として非常に効果的です。身体的な疲労感やエンドルフィンの効果(痛みを和らげる効果があり、幸福感をもたらします。)心理的な集中力の向上(ランニングをすることで身体の動きに意識を集中させることができ嫌なことを考える余裕がなくなる)が相まってストレスや不快な感情を軽減し心のリフレッシュを促進します。
知り合いが増える
ランニングを始めると意外と身近にランニングをしている人がいたりします。ランニングをしている人同士は自然と話が弾みます。
1,最近のトレーニングでどのくらいの距離を走った?
2,オススメのシューズは?
3,次はどの大会に挑戦するの?
ランナーにしか分からない苦労や楽しさを共有できるため、会話が盛り上がります。
私も会社の同僚や子供の習い事の友達の親などランニングを始めたら「あなたも走ってたの?」とランニングの話が弾みます。大会に出ることでSNSのフォロアーさんに会えたりできるのも楽しみのひとつです。
まとめ
ランニングを始めることで、健康診断の数値改善だけでなく、体の軽さや花粉症の軽減、ストレス解消といった思わぬ効果を実感しました。さらに、見た目の変化や精神的なリフレッシュも大きなメリットでした。運動は必ずしもランニングに限らず、スクワットやストレッチ、他の方法でも効果が期待できます。この記事が、健康維持や気分転換のための一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
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