「走り始めて少し慣れてきたら膝が痛くなった…」
「足の裏が朝起きるとジンジンする」
「このまま走り続けても大丈夫かな…」
そんな不安、走り始めた頃の僕にもありました。
僕は42歳で独学ランニングを始めて、これまでにシンスプリント・アキレス腱炎・腸脛靭帯炎(ランナー膝)の3つを経験しました。最初は「気合いで走り抜ければ治る」と思い込んで、痛みを我慢して走り続けて悪化させた失敗もあります。
でも今は独学3年でサブ3.5まで達成できています。なぜなら、ケガには「起きやすいタイミング」と「典型的なパターン」があって、それを知っていれば早く回復でき、再発も防げるからです。
この記事では、初心者ランナーがなりやすい5つのケガを、僕の実体験を交えながら、症状・原因・予防法まで丁寧に解説します。
「気づかないうちにやってしまいがちな走りすぎや間違ったフォーム」が、実はケガの原因なんです。知っておくだけで、つらい思いをせずにランニングを続けられます。
| ケガ名 | 痛みの場所 | 主な原因 | 対策・予防 |
|---|---|---|---|
| ランナー膝 | 膝の外側 | 走りすぎ、フォームの乱れ | ゆっくり始める、筋トレ |
| 足底筋膜炎 | 足裏・かかと | 合わない靴、硬い路面 | ストレッチ、インソール |
| シンスプリント | すねの内側 | 急な距離増加 | 徐々に慣らす、冷やす |
| アキレス腱炎 | かかとの上 | 柔軟不足、坂道練習 | ストレッチ、無理しない |
| 腰・股関節痛 | 腰まわり | 体幹の弱さ | プランク、正しい姿勢 |
どのケガも共通した原因がある
初心者ランナーが経験しやすいケガには、いくつかの共通点があります。
多くは「走りすぎ(オーバーユース)」や「フォーム・シューズの選び方」が関係しています。
どれだけ注意していても、完全に防ぐことは難しく、誰でも一度はトラブルを経験する可能性があります。
ですが、事前に知っておくことで、症状を軽くすませたり、重症化を防ぐことができます。
ここでは、代表的なケガについて症状・原因・予防法をまとめました。
主なランニングで起こるケガの症状・原因・予防
1. 膝の痛み(①ランナー膝=腸脛靭帯炎/②鵞足炎)

走れないほどではないけど、動くと膝が、ズキっと痛い💦



それって、ランナー膝じゃ…
①腸脛靭帯炎
- 症状:走っているときや走り終わったあとに、膝の外側がズキっと痛くなることがあります。これは「ランナー膝」と呼ばれるケガです。
- 原因:走り過ぎ(オーバーユース)、硬い地面、フォームの乱れなど。
- 予防:急に長い距離を走らない、定期的な休足日を設ける、クッション性のあるシューズを選ぶ。
💡詳しい解説はこちらの記事にまとめました【図あり】:
腸脛靭帯炎になった時の対処法


②鵞足炎
- 症状:膝の内側の痛みが出る。特に膝を曲げ伸ばしする動作や階段の昇降時に痛みが生じやすい。押すと強い痛みを感じることも。
- 原因:膝を曲げ伸ばしする動作が多いスポーツで発症しやすい。フォームの乱れや準備運動不足など。
- 予防:足の筋肉がつくまで無理なくランニングを続ける。左右へのブレの少ない安定感のあるシューズ選ぶ。
2. 足底筋膜炎(足の裏の痛み)
- 症状:かかとや土踏まずに痛みが出る。特に朝起きた時の動かし始めに痛みが出やすい。
- 原因:足裏に負担がかかりすぎている、初心者の硬い路面での長時間のランニング、足に合わないシューズを履いている。
- 予防:足裏のストレッチ、インソールの使用、痛みを感じる前に早めの休息。
※痛みを我慢して走り続けると疲労骨折になることもあるので注意が必要。
3. シンスプリント(脛の内側の痛み)
- 症状:スネの内側がズキズキ痛む。
- 原因:走り始めの急なランニング量の増加、硬い路面での走行、不適切なシューズ。
- 予防:ランニングに必要な筋肉がつくまで、徐々に走る距離やペースを増やす。フォーム改善、ランニング後のアイシング。
📝 僕の体験談(シンスプリント)
僕もランニングを始めて3か月目の頃、スネに痛みを感じて「シンスプリント」を発症しました。
初心者に多いケガのひとつだったので、調べてみるとすぐに原因や対処法がわかりました。
最初のうちは「このくらいなら大丈夫かな」と思い、痛みを我慢しながら走っていたのですが、やはり改善せず…。
これはいったん休むべきだと判断して、思い切って1週間ランニングを中断しました。
その間はマッサージやセルフケアを行い、無理せず過ごしたことで症状は徐々に回復。
今振り返っても、早めに休んでよかったと思っています。痛みを我慢して走り続けると、回復まで何倍も時間がかかります。
👉シンスプリントの参考動画:
引用:Runtrip@RuntripChannel
4. アキレス腱炎


- 症状:アキレス腱の痛み。通常は図1の部分が痛くなりますが、図1からふくらはぎの膨らみの間(図2)の痛みもあります。
- 原因:ふくらはぎの筋肉の柔軟不足、急な運動量の増加。
- 予防:ふくらはぎのストレッチや筋トレ、ふくらはぎに負担のかからないフォーム作り。
👉僕がアキレス腱炎になった時に効果があった改善方法はこちら↓(効果には個人差があります)
👨🦲この動画の方法を1週間ほど、くり返えしたら痛みが取れなくて長引いていた痛みが徐々に改善して回復しました。
5. 腰痛・股関節の違和感
- 症状:腰や股関節周りに痛みや張りを感じる。
- 原因:体幹の筋力不足、姿勢の悪さ、フォームの乱れ。
- 予防:体幹トレーニング(プランクなど)、フォームの見直し、無理をしない。
ケガを防ぐ5つのポイントまとめ。
初心者ランナーに多いケガは、すべてに共通する原因があり、予防のポイントも似ています。
✅ ケガ予防の基本
- 無理せず走る距離や回数は少しずつ増やす ✅いきなり長く走ると、体が追いつかずケガにつながるため。
- シューズは自分の足に合ったものを選ぶ ✅クッション性やフィット感が、足の負担を大きく左右します。
- 走る前後にはストレッチをしっかり行う ✅筋肉をほぐして柔軟性を保ち、故障リスクを下げましょう。
- 痛みを感じたらムリせず休む ✅我慢して走ると悪化して長期間の休養が必要になることも。
- 筋トレや体幹トレで「ケガに強い体」をつくる ✅安定したフォームを支えるためには、基礎筋力が大切です。
よくある質問(Q&A)
40代から走り始めた僕がよく聞かれる、ケガに関する質問をまとめました。
Q1. ケガしたらすぐ病院に行くべきですか?
「歩いてもズキッと痛む」「夜寝ているときも痛む」ような場合は、迷わず整形外科へ行ってください。疲労骨折や腱の損傷など、自己判断で悪化するケガがあります。
軽い違和感程度であれば、まず3〜7日休んで様子を見るのが基本。僕も最初のシンスプリントは1週間休んだら回復しました。
Q2. 痛みがあっても走り続けて大丈夫?
結論、ダメです。「走り始めは痛いけどだんだん消える」も危険サイン。これは脳が痛みを抑えているだけで、組織は確実に傷んでいます。僕もこの思い込みで腸脛靭帯炎を悪化させ、結果的に3週間走れませんでした。
痛みが出たら、その日は中止。3日間は安静→違和感が消えてから再開、が鉄則です。
Q3. 完治するまでどれくらいかかりますか?
ケガの種類と発見の早さで大きく変わります。僕の体験では、シンスプリント:1週間/アキレス腱炎:2週間/腸脛靭帯炎:3週間でした。
ただし「我慢して走り続けた」場合は、これの2〜3倍かかると思ってください。早めに対処するほど、走れない期間は短くなります。
Q4. 再発を防ぐにはどうすればいい?
僕が3年間続けて再発させていない理由はこの3つです。
- 週の走行距離を1割以上増やさない(10%ルール)
- 走る前後のストレッチを必ずやる
- 違和感が出たら、即休む勇気を持つ
特に3つ目。「あと1回だけ」が再発の入り口です。
Q5. 40代から始めるとケガしやすいですか?
正直に言うと、20代より回復は遅いです。でも、「ゆっくり始めて、無理しない」を守れば40代でもサブ3.5は達成できます(僕の実例)。
40代の強みは「自分の体調と相談できる経験値」。若い頃の根性論をいったん忘れて、休むときは休む、続けるときは続ける、のメリハリで十分走れます。
ランニングは、心も体もリフレッシュできる素晴らしい運動です。でも、ケガをしてしまうと走るのが嫌になってしまいます。今回ご紹介したように、ケガにはいくつかの種類があり、しっかり予防することで安心して走り続けることができます。
「ケガをしにくい走り方」を身につけて、ランニングを長く楽しんでいきましょう。


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