「健康診断でコレステロールが高いと言われ続けている」
「薬を飲み続けるのが嫌だけど、運動で本当に改善するの?」
「40代になってから数値がどんどん悪くなっている」
正直に言うと、僕も35歳から健康診断のたびにLDLコレステロールを指摘され続けてきました。37歳のときには正常値140以下のところ230、しかも薬を飲み始めて1〜2年後には中性脂肪も320まで上がり、コレステロールと中性脂肪の両方を下げる薬を毎日飲む生活でした。
そんな僕が42歳の正月にふと思い立ってランニングを始めたところ、7ヶ月で体重が7kg減り、コレステロール薬も中性脂肪薬もどちらも卒業することができました。
この記事では、薬を飲み続けた5年間と、正月の思いつきで始めたランニングが体をどう変えたかを、当時の数値や正直な気持ちも含めてリアルに書きます。
35歳から始まった「数値との戦い」
健康診断のたびに言われ続けた一言があります。
「LDLコレステロールが少し高いですね」
35歳のころから毎年でした。最初は「少し高め」と言われていただけだったんですが、37歳のときに行きつけの病院で測ったら、数字を見た担当医にこう言われました。
「LDLコレステロール、230ですね。この年齢でこの数値だと歳を重ねたときによくないので、薬で少し下げましょう」
正常値が140以下なので、僕の数値はその1.6倍。こうして僕の「薬生活」が始まりました。
薬を変えても、また数値が上がる繰り返し
処方された薬は最初のうちは効いていました。でも数ヶ月経つと、また数値が上がってくる。薬を変えて、また下がって、また上がって、また変えて——。これを何度か繰り返しました。
そして薬を飲み始めてから1〜2年後。今度は中性脂肪の数値も上がってきました。
| 項目 | 僕の数値 | 基準値(成人男性) |
|---|---|---|
| LDLコレステロール | 230 | 140以下 |
| 中性脂肪 | 320 | 200以下 |
それからは、コレステロールと中性脂肪の両方を下げる薬を毎日飲み続ける日々でした。正直に言うと、このまま一生薬を飲み続けるのかと思うと、だんだん嫌気が差してきていました。
2022年の正月、「なんとなく」でランニングを始めた
2022年1月1日。里帰りをしていたときのことです。
特別なきっかけがあったわけじゃなくて、お正月で時間があってぼーっとしていたときに、ふとこう思ったんです。
「薬をずっと飲み続けるのも嫌だな。続けられるかわからないけど、ランニングでもしてみようかな」
本当にそれだけです。当時中学生だった長男が「一緒に走る」と言ってくれたので、家にあった普段履きのスニーカーで、適当な格好のまま外に出ました。
初日。500メートルで息が切れた
走り始めてすぐに分かりました。僕は「走る」ということを完全に忘れていました。
500メートル。それが僕の限界でした。息が切れてもう走れない。2日目も同じ。3日目もほぼ同じ。
「やっぱり無理かも」と思っていたときに、知り合いのランナーに正直に聞いてみました。「全然走れないんだけど、本当に走れるようになるの?」
彼の答えはシンプルでした。「騙されたと思って続けてみて」
しぶしぶ、続けることにしました。
4日目、ランニングシューズを買って衝撃を受ける
2〜3日目あたりから、膝や脚に重さと痛みが出てきました。「まずシューズを買おう」と思って、近所の靴屋に行きました。でも何を買えばいいのか全くわからない。
店員さんに正直に聞きました。「ランニングを始めたいんですが、どの靴で走れますか?」
「何キロくらい走りますか?」と聞かれて、「走り始めたばかりなので、5キロも走れません」と答えると、「じゃあこれで大丈夫だと思いますよ」と紹介してくれたのが7,000円のランニングシューズ。しかも1足目なら半額になるセール品でした。
その日、買ったばかりのシューズを履いて走ってみました。
「こんなに違うのか」
クッションが足をしっかり守ってくれる感覚。膝の痛みがない。普通のスニーカーとは全く別の乗り物でした。あのときの驚きは、今でも忘れていません。
最初の4ヶ月、正直何も変わらなかった
薬をやめたいという気持ちは最初からありました。でも走ることを続けることに夢中になっていて、体重や血液の数値をしっかり管理していたわけじゃありません。
そして実際、走り始めて最初の4ヶ月くらいは、体重も血液の数値もほぼ変化なしでした。
「思ったより変わらないな」と感じていた時期です。それでも、なぜか走るのはやめませんでした。500メートルしか走れなかった自分が、少しずつ距離を伸ばせるようになっていく——その感覚がただ面白かったんだと思います。
7ヶ月目、ある日突然、周りが気づいた
走り始めて7ヶ月目、2022年の7月ごろのこと。自分ではあまり実感がなかったんですが、周りの人から立て続けにこう言われるようになりました。
「めちゃくちゃ痩せたね」
言われてみて、ランニング前の写真と今の自分の顔を見比べてみました。確かに顔が小さくなっている。脚はカモシカみたいに細くなっていました。体重を計ったら、7キロ減っていました。
4ヶ月間何も変わらなかったのに、気づいたら一気に変わっていた——という感覚です。
そして、薬を卒業しました
体の変化と一緒に、血液検査の数値も改善していきました。長年飲み続けてきたコレステロールの薬も、中性脂肪の薬も、担当医と相談しながらどちらも無事にやめることができました。
35歳から続いていた「数値との戦い」が、ようやく終わりました。
一番大きかった変化は「歩くことが苦じゃなくなった」こと
体重が減ったことも、薬をやめられたことも、もちろんすごく嬉しかったです。でも僕が一番実感している変化は、もっと地味なところにあります。
走り始める前、「ちょっとそこのお店まで歩いていく」のが正直しんどかったんです。体が重くて、少し歩くだけで疲れる感覚がありました。
でも走り続けていくうちに、いつの間にかそれがなくなっていました。近所のコンビニも、駅から家までも、歩くことが全然苦にならなくなったんです。
派手な変化じゃないかもしれません。でも、毎日の生活で感じる「体の軽さ」って、マラソンのタイムより正直ずっと大事だと思っています。
まとめ:始める理由は「なんとなく」でいい
| 時期 | できごと |
|---|---|
| 2022年1月1日 | ランニング開始(500mで断念・普通のスニーカー) |
| 1月4日 | ランニングシューズ購入 → 衝撃の履き心地 |
| 〜4ヶ月 | 体重・血液の数値、ほぼ変化なし |
| 7ヶ月目(7月) | 体重▲7kg・周囲が一斉に気づく |
| その後 | コレステロール薬・中性脂肪薬を卒業 |
| 現在 | サブ3.5達成(3時間28分) |
走り始めたとき、大きな目標なんてありませんでした。「薬をやめたいな」という漠然とした気持ちと、長男と一緒に何かやれることへの軽い期待。それだけです。
それでも最初の500メートルで息が切れても、4ヶ月変化が出なくてもやめなかったのは、「騙されたと思って続けてみて」という一言があったからでした。
40代になって体のことが気になってきたあなたへ。走り始める理由は、「なんとなく」で十分です。


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