「もっと長い距離を走りたいけど、すぐ疲れて歩いてしまう」
「ゼーゼーして苦しいし、正直楽しくない」
「スタミナをつけたいけど、何をすればいいかわからない」
ランニングを始めたばかりの頃、こんな悩みを感じる人は多いはずです。
そんなときにおすすめなのがLSD(ロング・スロー・ディスタンス)という練習法です。名前のとおり「長い距離をゆっくり走る」だけのシンプルな練習ですが、「そんなゆっくり走って意味あるの?」と思うかもしれません。
結論から言うと、LSDは長く・楽に走れる体を作る一番の近道です。僕自身、速い練習よりも「ゆっくり長く」を土台にしてきたことで、フルマラソン完走からサブ3.5まで到達できました。この記事では、LSDの効果と初心者でも続けられるコツを解説します。
LSD(ロング・スロー・ディスタンス)とは?
LSDは「Long Slow Distance」の略で、普段より遅いペースで、長い時間(距離)を走る練習のことです。
- ペース:会話が余裕でできるくらい(1km7〜9分目安。「遅すぎるかな」と感じるくらいでOK)
- 時間:まずは30〜60分。慣れたら90分程度まで
- 頻度:週1回で十分
ポイントは「頑張らないこと」。息が上がったらペースが速すぎるサインです。
LSDをするとこんなに変わる!4つの効果
①スタミナの土台ができる
ゆっくり長く走ると、毛細血管が発達して全身に酸素を運ぶ能力が上がります。これが「長く走っても疲れにくい体」の正体です。速い練習では作れない土台です。
②心臓と肺が強くなる
心拍数を抑えたまま長時間動き続けることで、心肺機能がじわじわ強化されます。以前と同じペースが「楽」に感じられるようになります。
③ケガをしにくい体になる
ゆっくりペースは着地の衝撃が小さいので、筋肉や腱への負担を抑えながら「走る時間」を積み上げられます。骨・腱・靭帯が徐々に強くなり、故障しにくくなります。
④脂肪が燃えやすい体になる
ゆっくり長く走る運動は脂肪をエネルギーとして使う割合が高く、ダイエット効果も期待できます。詳しくは別記事で解説しています。
初心者でも続けやすいLSDのコツ
- 「遅すぎる」と感じるペースで走る:歩く人に抜かれてもOK。それが正しいLSDです
- 時間で区切る:「今日は40分」と決めると、ペースを上げる誘惑を防げます
- 音楽やポッドキャストのお供を用意:ゆっくり長時間は退屈との戦い。僕はこれで乗り切っています
- コースを変えて飽きを防ぐ:知らない道をのんびり走るのはLSDの醍醐味です
よくある質問
Q. どのくらいのペースが「ゆっくり」ですか?
会話が余裕でできる、鼻歌が歌えるくらいです。数字で言えば普段のジョグより1〜2分/km遅いペース。「これ意味あるの?」と思うくらい遅くて正解です。
Q. 歩くのとどう違うんですか?
両足が同時に地面から離れる瞬間がある=走りです。ペースが遅くても「走る動き」を長時間続けることに意味があります。
Q. 週に何回やればいいですか?
週1回で十分です。他の日は普段のジョグでOK。週末に時間を取ってのんびり走るのがおすすめです。
Q. 速くなりたいなら速い練習のほうがいいのでは?
速い練習(インターバルなど)も効果的ですが、土台のスタミナがないとケガのリスクが上がります。順番は「LSDで土台→スピード練習」。両方組み合わせるのが理想です。
▶ 【初心者向け】速く走れるようになる!インターバルトレーニングのやり方と効果
まとめ:LSDは「遅い」からこそ効く
- LSDは「長い距離をゆっくり走る」練習。会話できるペースで30〜90分
- 効果:スタミナの土台・心肺強化・ケガ予防・脂肪燃焼
- コツ:遅すぎるくらいで走る・時間で区切る・退屈対策を用意する
- 週1回でOK。速い練習より先に、まずLSDで土台作り
「ゆっくり走るだけ」なのに、続けると確実に体が変わります。頑張らない練習こそ、実は一番の近道です。のんびりいきましょう。


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